世界的な金融危機の影響で経営難に陥ったTSFC証券がこのほど、7カ月ぶりに業務を開始した。タイ証券取引所(SET)などによる増資が今月22日に完了した。
29日付ネーションなどによると、株主のSETが中心となって救済策を実行し、SETの出資比率は増資前の5%から24.66%に大幅に増えた。
このほかの出資比率は、▽財務省=10.55%▽国営銀行=10.94%▽民間銀行=17.72%▽証券会社=16.27%▽保険・投資信託会社=19.86%──。資本金は10億1,600万バーツとなった。
TSFC証券は株主の証券会社などに株式担保融資のサービスを提供。資本市場に果たす役割が大きいことから救済が決まった。
会長を務めるSETのパコン会長は、今年は8億バーツの純損失を見込んでいるが、来年には1億4,500万バーツの純利益を計上できるとみている。当面は株式担保融資に注力し、来年は株の貸借取引や債券現先取引も行う。3年内のSET上場を目指す。
TSFC証券は、投資信託を通じた株式投資の損失で80億バーツの負債を抱え、昨年12月に債務不履行に陥った。
(2009年7月29日 11:30)