明治安田生命保険は26日、生命保険大手タイ・ライフ・インシュアランスの株式15%を取得することで合意したと発表した。タイの市場成長を見込み、東南アジアでの事業展開も視野に資本参加する。
タイ・ライフを通じてタイの保険市場に参入し、同社と協力して保険サービスの強化に取り組む。出資後のタイ・ライフを持分法適用関連会社とし、取締役や社員を派遣する。
株式の取得額は明らかにしていないが、7億ドル(約218億バーツ)前後とみられている。タイ・ライフは外資との提携を模索し、複数の企業の提案を検討、明治安田を株式売却先の最終候補に絞り込んでいた。
明治安田は「タイ・ライフのブランド力、強力な販売ネットワークと、当社の商品開発、販売チャネル管理手法などを組み合わせ、タイで高品質な保険サービスの提供を目指す」と説明。
中間所得層の拡大に伴い、市場成長を見込めるタイや東南アジア諸国連合(ASEAN)を有望視しており、「ASEAN域内の共同事業展開の可能性も追求していく」としている。
海外での保険事業は、米国、中国、インドネシア、ポーランドに次いで5カ国目となる。
タイ・ライフはチャイヤワン家が経営する非上場企業。昨年末の従業員数は2,852人。タイ生命保険協会(TLAA)の調査によると、今年第1四半期の保険料収入は約121億バーツ、国内シェアは11.1%で4位だった。
27日付各紙によると、タイ・ライフのチャイ社長は「両社の強みを生かすことで、当社はタイとASEANの保険市場で成長できるだろう」と述べ、競争力強化と東南アジア諸国への進出に意欲を示した。
(2013年7月29日 10:48)