金融派生商品(デリバティブ)取引市場のタイ先物取引所(TFEX)は9日、東京商品取引所と協力関係を強化する覚書を締結したと発表した。
これまでの友好関係を発展させ、双方の先物市場の流動性や運営効率、信頼性の向上などを目的に具体的な協力を開始する。特にゴム先物市場の拡大を目指している。
タイは世界最大の天然ゴム生産国で、TFEXはタイ農産物先物取引所(AFET)の吸収合併により、今年2月に天然ゴムを上場した。一方、東京商品取引所のゴム価格は世界的な指標となっている。
両者はゴム先物取引の活性化に向け、商品やサービスの改善、マーケティング活動などに共同で取り組む方針。まずリスク管理の効果を理解してもらう啓発活動から着手する。
TFEXは吸収合併を機に、農産物先物市場の拡大を目指している。東京商品取引所との協力により、国際化も推進できると期待している。
(2016年6月10日 7:06)