タイ・ロッテは18日、東部チョンブリ県で新工場を開所したと発表した。3工場の体制に拡充し、生産能力を8割引き上げた。タイを東南アジア諸国連合(ASEAN)市場向けの生産・輸出拠点とする。
ビスケットの既存工場があるアマタナコン工業団地内に新工場を建設した。投資額は約10億バーツ。敷地面積は9万6,000平方メートル。ビスケット「コアラのマーチ」を増産するほか、新たにチョコレート菓子「トッポ」を生産する。年産能力は2,400トン。
同社は同工業団地のほか、同県シラチャーにもガム、キャンディーなどの工場を設置しており、既存工場の年産能力は計3,000トン。新工場で生産能力を大幅に高め、国内需要の増加に対応するとともに、ASEAN向けの輸出を拡大する。
ロッテは東南アジアでは、タイ、インドネシア、ベトナムに生産拠点を設置している。タイは東南アジア最大の市場で今後も成長を見込めることや、インフラや人材などが充実していることから中核拠点に決定した。さらに、ASEAN以外に輸出することも計画している。
同工業団地内の既存工場は2009年に稼働を開始し、「コアラのマーチ」を生産している。有害物質メラミンが検出される問題が起きた中国から生産を移管した。
タイ・ロッテは1989年設立。周辺国などへの輸出を含め、昨年の売上高は約12億バーツだった。今年は25%増の15億バーツが目標。国内の販促に9,000万バーツ以上を投入する。
(2013年7月19日 7:32)