後発医薬品(ジェネリック薬)の富士製薬工業(本社・東京都千代田区)は、医薬品製造受託の子会社オリック(タイランド)の工場棟を増設し、主力の注射剤の現地生産を開始する。
オリック(タイランド)が中部アユタヤ県のバンパイン工業団地内で注射剤の工場棟を建設する。投資額は26億円。年産能力は750万本。11月に着工し、2016年9月に完成させる。日本と同じ品質の注射剤を生産し、コスト競争力の強化やアジアでの販売拡大を目指す。
工場棟建設や連携強化などを目的に、三井物産が富士製薬工業に約27億338万円を追加出資する。第三者割当増資を引き受けた後、日本と海外での販売や原料調達、物流などで支援する。4月21日に増資が完了する予定。出資比率は13.67%から22.0%に高まり、筆頭株主となる。
オリック(タイランド)は医薬品製造受託で国内最大手。富士製薬工業が2012年10月にスイスの大手商社DKSHホールディングから買収した。これにより、本格的に海外での生産・販売を開始した。
(2014年4月1日 9:46)