新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は1日、タイで科学技術省傘下の国家革新機関(NIA)とバガス(サトウキビの搾りかす)を使った実証事業を開始すると発表した。
製糖工場で発生するバガスを原料に、エタノールと有用物質(オリゴ糖、セルロース糖、ポリフェノール)を効率的に製造する。試験的な製造設備を設置し、日本の高分子膜技術を採用。これにより、従来の蒸発・濃縮による製造に比べ、50%以上の省エネルギーを実現できる見込み。
高分子膜技術を持つ東レ、タイで製糖事業に参画している三井製糖と三井物産の3社に事業を委託する。
2022年9月まで実証事業を続ける予定。終了後はタイの製糖会社に本格的な製造設備の導入を働き掛け、普及に取り組む。日本の技術輸出やバガスの有効活用、省エネ化につなげる。
(2016年8月2日 7:08)