チャチャイ農業・協同組合相は8月31日、東北部と北部のゴム農家に対し、天然ゴムの品質低下を招く硫酸を使用しないよう指導する方針を明らかにした。タイヤメーカーから品質に対する苦情が出ていた。
タイ公共放送サービス(TPBS)などによると、ゴムノキの樹液を採取後、早く凝固させるために硫酸を加える農家が多く、東北部ではゴム農家の8割以上に上るという。柔軟性が低下し、タイヤの生産で不具合が生じるとともに、タイヤの寿命も短くなると予想され、メーカーが品質に不満を示していると同相は説明した。
複数の大手タイヤメーカーが硫酸使用のゴムを調達しない構えを見せているほか、輸出先の欧米メーカーからも苦情が出ている。国内販売や輸出の減少、ゴム価格の低下を招く事態が懸念されている。
(2016年9月2日 6:53)