投資委員会(BOI)は26日、製薬会社のアビニスによるバイオ医薬品生産事業に対する優遇措置の適用を決めた。
アビニスは、製薬会社のサイアム・バイオサイエンスがキューバの分子免疫学センターと合弁で設立した企業。がんやリウマチ、アレルギー、乾癬などの自己免疫疾患の治療薬となるバイオ医薬品を生産する。
優遇措置が適用される事業は、動物の細胞を培養して作られるモノクローナル抗体の生産事業。1種類の免疫細胞から作られた抗体のことで、病気に応じて標的となる抗原のみに作用する。
アビニスは中部ノンタブリ県バンヤイに工場を建設する。投資額は22億6,600万バーツ。国立マヒドン大学も生産技術で協力する。BOIは、同事業が今年3月に決定した新たな投資優遇措置の対象に該当すると判断し、法人税を10年免除する。BOIによる新優遇措置の適用は同事業が初となる。
BOIは、バイオ医薬品の国内生産が実現することで、医薬品分野でタイの競争力が向上すると期待。将来的には輸出も可能になるとみている。
(2017年9月27日 6:30)