
韓国の鉄鋼最大手ポスコは8月31日、東部ラヨン県で自動車用鋼板工場の開所式を行った。溶融亜鉛めっき鋼板を生産し、自動車メーカーの需要拡大に現地生産で対応する。東南アジアでの生産は初めて。
現地法人ポスコ・コーテッド・スチール(タイランド)がアマタシティー工業団地内に工場を建設した。年産能力は45万トン。投資額は3億ドル。2014年9月に着工していた。
トヨタ自動車や日産自動車、米フォード・モーターの現地法人などタイの自動車・部品メーカー向けに生産する。
ポスコが海外で自動車用の溶融亜鉛めっき鋼板の工場を設置するのは、メキシコ、インド、中国に次いでタイが4カ国目。今後も需要が伸びるとみて現地生産を開始した。タイで生産するのは、JFEスチール、新日鉄住金に次いで3社目となった。
ポスコはタイにコイルセンターを設置し、自動車、家電メーカーに鋼板を供給してきた。10年に東南アジアの統括会社も設立し、11年には冷延ステンレス鋼メーカーを買収するなど事業を拡大している。
(2016年9月1日 7:14)