紡績大手シキボウは7月31日、現地法人のタイ・シキボウを解散し、タイの紡績事業から撤退すると発表した。人件費の上昇など経営環境の悪化を受けて決定した。
タイ・シキボウは1988年設立で資本金2億3,750万バーツ。東部チョンブリ県シラチャーの工場で綿糸を生産してきた。シキボウは35%を出資し、持ち分法適用会社としている。
シキボウは「主力の日本向け紡績糸の輸出減少に加え、タイ国内市況の悪化、人件費の高騰によるコスト増加の傾向が続いている。さらに、要員確保が困難になるなど雇用環境の問題も顕在化している」とし、今後も厳しい経営・雇用環境が続くとみて撤退を決めたと説明した。
シキボウのタイ現地法人は、タイ・シキボウのほか、繊維製品卸売会社JPボスコもある。子会社の新内外綿(本社・大阪市中央区)が2014年1月に買収した。
(2017年8月1日 6:53)