バンハーン元首相が23日午前4時42分、バンコク都内の国立シリラート病院で死去した。83歳。ぜんそくの発作を起こし、21日から入院していた。
24日付各紙によると、バンハーン氏はクーデター前の与党第2党、国民開発党の実質的なトップ。同党を反タクシン元首相派、タクシン派のそれぞれの連立政権に参加させるなど、ここ数年は中政党を率いて影響力を保持してきた。死去により求心力が失われ、同党の勢力は縮小する見通し。実弟で党首だったチュンポン氏と、顧問だったサナン氏も2013年に相次いで死去した。
バンハーン氏は1932年生まれ。76年の下院選で初当選し、出身地の中部スパンブリ県の選挙区で当選11回。95~96年に連立政権の首相を務めた。
(2016年4月25日 9:13)