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国立開発行政大学院(NIDA)が29日発表した世論調査によると、ペートンターン首相の支持率は9.2%に急落した。辞任圧力が強まり、28日の反政府集会は1万人規模に達した。
全国の有権者を19~25日に調査し、2,500人の回答を集計した。首相に最適な人物として、最大野党・国民党のナタポン党首を挙げた回答者が31.4%で最多。「適任者なし」が19.9%、プラユット元首相が12.7%、連立政権から離脱したタイ名誉党のアヌティン党首が9.6%、首相が9.2%と続いた。
首相は3カ月前の前回調査では30.9%でトップだったが、支持率が急落した。カンボジアとの領有権問題をめぐり、カンボジアのフン・セン上院議長(前首相)との電話会談の録音がカンボジア側から公開され、フン・セン氏にへりくだり、タイ陸軍を敵視するかのような発言で一気に批判が高まった。
反政府集会はバンコク都内の戦勝記念塔周辺で開催され、反タクシン元首相派を中心に約1万人が集結。昨年8月の首相就任後で最大となった。親軍派が多く、一部のリーダーの演説では軍事クーデターを歓迎する発言もあった。
これまで首相の支持率は比較的高く、反タクシン派は攻め手を欠いていたが、フン・セン氏との電話会談の内容が格好の攻撃材料となり、辞任を求めて勢いを強めている。
(2025年6月30日 5:41)