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ワチラロンコン国王は10日、プラユット首相から提出された閣僚名簿を承認した。今月中旬に認証式が行われ、新政権が正式に発足する見通し。
2014年5月のクーデター後の軍政が終了し、5年ぶりに民政復帰が実現するが、引き続き軍の強い影響下の政権となる。クーデター時に軍の実質的なトップの陸軍司令官だったプラユット氏は首相を続投。首相が国防相を兼任するなど、治安関連は退役軍人が掌握する。
親軍派の国民国家の力党を軸とする19党の連立政権となり、閣僚36人のうち18人のポストを同党が確保。これ以外を主要5党に割り振った。
経済閣僚では、経済政策を統括してきたソムキット副首相が留任。総選挙前に閣僚を辞任していた同党のウタマ党首(前工業相)が財務相として、ソンティラット幹事長(前商務相)がエネルギー相として再入閣する。
同党がタクシン元首相派から引き抜いたスリヤ元副首相は工業相に起用。
連立相手では、民主党のチュリン党首が商務相に、タイ名誉党のサクサヤーム幹事長が運輸相に就任する。
軍の政治的影響力が温存された一方、新政権は19党の連立となることや、下院でかろうじて過半数を確保していることから、不安定になるとの見方も広がっている。
(2019年7月11日 9:27)