日本の広告制作大手ティー・ワイ・オー(TYO、本社・東京都品川区)は29日、インターネット広告を手掛けるラビッツ・テールに出資すると発表した。海外事業を強化するため、タイにネットワークを拡大する。
海外事業を統括するシンガポール子会社のTYOアジアを通じて出資する。ラビッツ・テールの増資を引き受け、増資後の発行済み株式の25.1%を取得する。来月29日に手続きを完了させる予定。取得額は明らかにしていない。
出資後に広告制作の技術や日系企業への対応ノウハウなどを提供し、ラビッツ・テールの事業を支援する。追加投資も予定している。
ラビッツ・テールは2010年に設立され、従業員80人。ネット広告制作や戦略立案、マーケティングなどを手掛けている。日系企業を含む新規顧客の獲得が好調に伸び、急成長しているという。
TYOは日本のテレビCM制作業界で東北新社に次いでシェア2位。テレビCMを軸に事業分野を拡大してきた。アジアを中心に海外事業の拡大も目指している。
昨年は海外事業に積極的な同業ケー・アンド・エル(本社・東京都千代田区)を買収したほか、シンガポールでTYOアジアなどを設立し、インドネシアでも合弁会社を設立。アジアと欧州の6カ国・地域に海外拠点を置く体制とした。
(2016年6月30日 7:54)