盤谷日本人商工会議所(JCC)が1日発表した「賃金労務実態調査」によると、日系企業の今年の昇給率(中央値)は製造業が5.5%に前年比1.0ポイント低下し、非製造業が6.0%に同0.3ポイント上昇する見通しとなった。
表示 JCC会員企業を4月に調査し、製造業258社と非製造業(駐在員事務所含む)239社の計497社が回答。今年の昇給率の実績と見込みを合わせて集計した。
昨年の昇給率は製造業で1.2ポイント、非製造業で0.7ポイントそれぞれ上昇したが、今年の昇給率は低下・縮小する見通し。法定最低賃金引き上げの影響が薄れた上、景気減速も影響するとみられる。
「前年より下げる」との回答は、製造業で47.7%、非製造業で32.2%だった。業種別の昇給率は、製造業では「精密機械」が11.2%で最も高く、非製造業では「小売り」が9.7%で最高だった。
初任給(基本給と諸手当、月額、中央値)は、製造業の高卒ワーカーが1万200バーツ、大卒事務職が1万5,000バーツ、大卒技術職が1万7,600バーツ。非製造業の大卒営業職は1万7,000バーツとなった。
昨年の平均賞与(中央値)は、製造業が3.6カ月、非製造業が3.2カ月で、ともに前年比0.2カ月増だった。業種別では、製造業の「輸送用機械」が5.5カ月で最高だった。
1年前と比べたタイ人の従業員数は、「増えた」が製造業で51.9%、非製造業で53.7%に上った。
また、労働組合が結成されている企業は、製造業の33.3%、非製造業の5.5%。今年3月までの1年間に労使紛争が発生した企業は、製造業が27社、非製造業が2社。前年に比べ、それぞれ6社増、1社減だった。
(2013年8月5日 10:09)