
ワチラロンコン皇太子(64)は1日、死去したプミポン国王の後継者として新国王に即位し、チャクリー王朝10代目の国王が誕生した。
首相府広報局などによると、暫定国会の国民議会のポンペット議長が同日夜、バンコク都内のドゥシット宮殿で皇太子に即位を要請し、皇太子が受託したことで即位の手続きが完了した。プレム摂政とプラユット暫定首相、ウィラポン最高裁判所長官も同席した。
新国王は「すべての国民の利益と幸福のために尽くしたい」と述べた。
10月13日のプミポン国王の死去後、「国民とともに悲しみの時間を持つため」として即位を遅らせる意向を示したため、これまで即位の手続きが見合わされ、国王が空位となっていた。戴冠式は約1年後のプミポン国王の葬儀後に行われる見通し。
新国王はプミポン国王の長男として1952年に同宮殿で生まれ、72年に王位継承権を与えられていた。英国とオーストラリアの留学経験を持ち、帰国後に軍に入隊。陸海空軍の大将の肩書や戦闘機、ジェット機の操縦資格も持つ。
3回の結婚歴があり、現在は独身。子供は5男2女の7人。最近は息子が暮らすドイツに滞在することが多く、この日午前に帰国した。
(2016年12月2日 7:09)