タイ国際航空と国営石油PTT、PTT子会社で資源開発のPTTエクスプロレーション・アンド・プロダクション(PTTEP)は20日までに、英航空エンジン大手ロールスロイスによる贈賄の調査委員会を相次いで設置した。
ロールスロイスが英重大不正捜査局(SFO)や米司法省などに対し、タイなど海外での受注の見返りに賄賂を贈っていたと認めたことを受け、贈賄の対象に含まれたタイの国営企業3社が調査委を設置した。
21日付バンコクポストなどによると、タイ航空については1991年から2005年にかけ、新たな航空機に搭載されるエンジンを受注するため、同社幹部や仲介人に贈賄を繰り返していた。総額は約3,640万ドルに上るという。
PTTとPTTEPについては2003年から13年にかけ、発電用のガスタービンなどを受注するため、幹部らに総額約1,100万ドルの賄賂を贈っていたという。
サンサーン政府報道官は21日、真相究明を関係機関に命じたと明らかにした。検察庁や国家汚職防止委員会(NACC)が捜査に着手する方針。ただ、タイ航空については、すでに贈収賄の大部分は時効が成立している。
(2017年1月23日 7:05)