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サティット副保健相は15日、英製薬大手アストラゼネカによる新型コロナウイルスワクチンの納入が大幅に遅れると明らかにした。年内に6,100万回分(3,050万人分)の調達を予定していたが、来年5月まで5カ月の納期延長を求められた。
政府は国内で生産される同社のワクチンを大規模接種のメーンのワクチンに想定しており、接種計画の大幅な遅れが懸念される事態となった。感染再拡大が続く中、政府の不十分なワクチン調達に国民の不満が高まりそうだ。
16日付各紙によると、同社は王室系の製薬会社サイアム・バイオサイエンスに生産を委託。中部パトゥムタニ県の工場で生産されており、先月に出荷が始まった。現在の月産能力は約1,500万回分。このうち約4割をタイ保健省に供給し、約6割をアジア諸国に輸出する。
政府は毎月1,000万回分の調達を見込んでいたが、600万回分程度にとどまる見通し。同相は、輸出量を抑えて同省への供給を増やすよう同社に要請するとともに、輸出規制も検討すると説明した。
政府は年内に1億回分のワクチン調達・接種を目標としている。14日時点で接種回数は1,353万3,717回となった。同社と中国の製薬大手、科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)から調達しており、他社からの調達も目指している。
(2021年7月16日 9:10)